テストステロンが女性の薄毛に影響していた?!

育毛コラム






女性の薄毛原因に男性ホルモンの一種であるテストステロンが挙げられます。この場合通常の方法では増毛が難しいといわれています。今回はこのような場合どうすれば薄毛を改善できるかをお伝えします。

テストステロンは育毛を阻害するホルモンに変化する!?

テストステロン自体には脱毛作用はありませんがジヒドロテストステロンに変化することで育毛を阻害します。このホルモンは強力な男性ホルモンの作用があり髪の毛乳頭にある5aリダクターゼによって合成されるものです。

もともと根本には毛乳頭があり栄養素を供給していますがこのジヒドロテストステロンもその際に同様に供給されてしまいます。

栄養をさまざまなところまで循環させる役目も担っているため毛母細胞(毛乳頭周辺の細胞組織)まで行き亘ると成長を妨げてしまうのです。

ホルモンバランスを整える方法とは?

テストステロンが原因となる薄毛は第一にホルモンバランスを整えることが重要です。どんなに良い育毛剤やシャンプーを使用してもホルモンが正常に分泌されていなければその効果は発揮されないものです。

まずはホルモンバランスを乱す原因を知り改善していきましょう。ホルモンバランスが乱れる原因はさまざまですが一般的には不規則で不健康な生活を送ることで乱れることが多いといわれています。

ですから早寝早起き、バランスの良い食事、適度な運動を心がける必要があります。

適度な有酸素運動で女性ホルモンが活性化する?

ジヒドロテストステロンには有酸素運動が効果的です。なぜなら有酸素運動を続けることで骨盤の血液循環が良くなり卵巣機能が活性化するからです。

それにより女性ホルモンの分泌量が増加しホルモンバランスの安定を図れます。有酸素運動をする場合激しい運動ではなくウォーキングや階段昇降でかまいません。股関節付近を意識して動かしたり大股歩きを意識すれば骨盤の血液循環が良くなりさらに効果的です。

またヨガも全身の血液循環を良好にするためおすすめです。有酸素運動は骨盤の血流を改善するのに適していますが激しいマラソンなどはかえって男性ホルモンの分泌を促すことがあるため注意しましょう。



また適度な運動は血液循環だけでなく睡眠にも良い影響を与えるものです。良質な睡眠をとることでより規則正しい健康的な生活を送れるといえるでしょう。

規則正しい健康的な生活とは?

人の体内にはサーカディアンリズムという体内時計の役割を果たす機能が備わっています。これは一日の太陽時間に影響される生理現象を表し自律神経とも大きく関与しています。通常人は夜が明ければ動き出し日が暮れれば休息をとるというのが本来あるべき姿であり、太陽時間に合わせることで健康的に生活できます。

個人の事情によっては難しいかもしれませんが健康的な生活を送るにはなるべく早く就寝する方が良いでしょう。また睡眠だけでなく体を冷やすこともホルモンバランスを乱すといわれています。季節の変化などによる急な温度変化は生体系に影響を与え場合によっては自律神経や循環機能にも影響を及ぼすことがあります。

このようなことがきっかけで結果的にホルモンバランスを乱すことになるのです。ですから衣類や室温、湿度などにも配慮が必要といえるでしょう。特に女性は下腹部を冷やすことでホルモンに大きく影響するものです。下腹部には女性の機能を司る臓器である卵巣があるため冷えるとホルモン機能低下を招く要因となるのです。

卵巣の衰えにも注意!

比較的若い女性は女性ホルモンが圧倒的に多くテストステロンによる薄毛に悩むことは少ないです。どんな女性にもテストステロンは分泌されていますが相対的にみて女性ホルモンの方が量が多くその影響を受けることが少ないのです。

しかし年齢を重ねるとともに卵巣が衰えることで機能低下し女性ホルモンが減少してしまいます。テストステロンが増加しなくても相対的に女性ホルモンより多くなり影響を受けやすくなるのです。

40代以上の女性に薄毛の悩みが多いのもこのような女性機能の低下が影響していることがいえるでしょう。

ホルモンバランスを整えて薄毛を改善しましょう

自身の薄毛の要因がテストステロンである場合良い育毛剤を使用しても効果は期待できません。まずは規則正しい生活や適度な運動でホルモンバランスを整える生活を送るようにしましょう。

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