「1th」ってアリ?よくある間違いの正体とは
英語で日付や順番を表すとき、「1th」「2th」「3th」と書いてしまったことはありませんか?
実はこれ、よくある間違いです。そして、このような表記は英語のルールに反する不正確な序数表現です。
正しくは:
・1st(first)
・2nd(second)
・3rd(third)
「th」はたしかに多くの序数で使われますが、1・2・3だけは特別ルールがあるのです。
この記事では、「1th」などがなぜ間違いなのか、その理由と正しい表現方法、覚え方までしっかり解説します!
英語の序数(ordinal numbers)とは?
まず、序数とは「順番」を表す言葉のことです。
たとえば、
1番目 → 1st
2番目 → 2nd
3番目 → 3rd
4番目 → 4th
5番目 → 5th
10番目 → 10th
というように、数の後に「st」「nd」「rd」「th」などの語尾(サフィックス)をつけて表します。
このとき、多くの数字では「th」をつければOKなのですが、1・2・3だけは特別な形になります。
これを知らずに「1th」などと書いてしまう人が多いのです。
正しい序数と誤った序数の比較
数字 | 誤った表記 | 正しい表記 | 読み方 |
---|---|---|---|
1 | 1th ❌ | 1st ✅ | first(ファースト) |
2 | 2th ❌ | 2nd ✅ | second(セカンド) |
3 | 3th ❌ | 3rd ✅ | third(サード) |
4 | 4th ✅ | 4th ✅ | fourth(フォース) |
11 | 11st ❌ | 11th ✅ | eleventh(イレブンス) |
21 | 21th ❌ | 21st ✅ | twenty-first(トゥエンティ・ファースト) |
「st」「nd」「rd」「th」の使い分けルール
ここで、数字の後ろに何をつけるべきかのルールを確認しましょう。
✅ 語尾のルール(基本編)
語尾 使う数字の末尾
st 1(例:1st, 21st, 31st)
nd 2(例:2nd, 22nd)
rd 3(例:3rd, 23rd)
th それ以外(例:4th, 5th, 6th…)
⚠ 注意:11〜13は例外!
11th、12th、13th のように、10の位が1のときは特別な例外として「th」を使います。
数字 語尾
11 th(11th)
12 th(12th)
13 th(13th)
つまり、「21」は「1」で終わるので「21st」、「11」は「11」と続くので「11th」になります。
なぜ「1th」「2th」「3th」は間違いなの?
これは英語の歴史と、不規則な読み方の名残によるものです。
「first」「second」「third」は、ほかの数字とは違い、もともと古い英語由来の特別な単語です。
1 → one → first(形が違う)
2 → two → second(全然違う)
3 → three → third(ちょっと似てる)
そのため、これらに「th」をつけるのは文法上も意味的にも正しくありません。
英語では、「順番の言い方」に関してはこの3つが例外として扱われているのです。
よくある使い方・誤用例
文の内容 | 誤り | 正しい文 |
---|---|---|
今日の日付を表す | Today is 1th May. ❌ | Today is 1st May. ✅ |
試合の順位 | He finished in 3th place. ❌ | He finished in 3rd place. ✅ |
学年の表記 | I’m in the 2th grade. ❌ | I’m in the 2nd grade. ✅ |
覚え方のコツ
「1 → st(スターの1番!)」
「2 → nd(セカンド=2nd)」
「3 → rd(サードの3番)」
「それ以外は全部 th」
例外:11th, 12th, 13th → 10の位が1ならth!
まとめ
「1th」「2th」「3th」は間違いで、正しくは「1st」「2nd」「3rd」です。
英語の序数は、数字の語尾によって以下のように変化します。
✅ 1 → 1st
✅ 2 → 2nd
✅ 3 → 3rd
✅ 4〜 → th(例:4th, 5th, 6th…)
✅ 11〜13 → th(例:11th, 12th, 13th)
このルールを覚えておけば、英語の日付・順位・順番の表現がぐっと正確になります。
間違いやすいけれど、一度覚えれば簡単なので、ぜひ今日から「1th」ではなく「1st」と正しく使っていきましょう!
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