「逝け面（いけめん）」という言葉を見たことがありますか？
「イケメン」の間違いかな？と思いきや、実はこれ、ネットでよく使われる“自虐系スラング”なんです。
同じ「いけめん」と読みますが、「イケメン」は褒め言葉、「逝け面」はネタや冗談、時にはブラックユーモアとして使われる言葉。
この記事では、「逝け面」の意味や使い方、「イケメン」との違い、SNSでの事例や使うときの注意点まで、やさしくわかりやすく解説します。
ネットスラングを楽しく、正しく使いたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「イケメン」とは？言葉の由来と現代での使い方
「イケメン」は、今や誰でも知っている言葉ですね。
「かっこいい男の人」「見た目が良い男性」を表す言葉として、テレビやSNSでもよく使われます。
でも、もともとはどういう意味からきたのでしょうか？
「イケメン」という言葉は、「イケてるメンズ」という言い方が短くなってできたものです。
「イケてる」というのは「かっこいい」「センスがいい」「イマドキでおしゃれ」といった意味があり、「メンズ」は男性のこと。
つまり、イケメン＝イケてる男の人、という意味ですね。
もともとは見た目がかっこいい男性を指していましたが、最近では「優しい」「気配りができる」「清潔感がある」など、性格や立ち振る舞いも含めて“イケメン”とされることが増えています。
たとえば、
「あの先生、顔もイケメンだけど性格も神」
「イケメンすぎて目のやり場に困る（笑）」
「イケメン俳優特集」などのテレビ番組や雑誌の特集
など、ポジティブで褒め言葉として日常にすっかり定着しています。
女性が男性を褒めるときだけでなく、男性同士でも「あいつイケメンだな～」と使うことがあります。
まとめると、「イケメン」とは見た目や雰囲気がかっこいい男性を指す、ポジティブで広く受け入れられている言葉です。
「逝け面」とは？読み方・意味・ネットスラングとしての背景
「逝け面（いけめん）」という言葉を初めて見たとき、「あれ？イケメンの間違い？」と思うかもしれません。
でもこれは、ネットで生まれたちょっと自虐的なスラングなんです。
まず、「逝く（いく）」という漢字には「死ぬ」という意味があります。
そのため、「逝け面」は「イケメン」に見せかけて、「自分は見た目がやばすぎて逝ってる（＝終わってる）顔をしてる男」という意味を込めた、完全なネタ言葉なんです。
使い方の例：
「自撮りしたけど、俺、逝け面すぎて草」
「今日の顔、逝け面すぎてSNSに載せられん…」
「イケメンの反対語は逝け面（自称）」
このように、自分の顔に自信がない人が、あえてふざけて使うことが多い言葉です。
SNSや匿名掲示板、実況系配信などでネタとしてよく見られます。
ただし、「逝け面」はあくまでネタで使う言葉なので、まじめな場では避けるのがマナーまた、他人に向かって使うと失礼な表現になってしまうことがあるので要注意です。
「逝け面」と「イケメン」の違いまとめ
「逝け面」と「イケメン」は、どちらも読み方は「いけめん」ですが、意味は真逆です。
イケメン→かっこいい男性：ポジティブ・褒め言葉
逝け面→顔が残念な男（自称）：ネタ・自虐・ブラックジョーク
「イケメン」は誰かを褒めるときや、良い意味での紹介に使う正統派の言葉です。
一方、「逝け面」は自分の顔を自虐的に表現するときにだけ使う、ちょっとふざけた言葉です。
よくある使い方の違い：
「彼はほんとにイケメンで優しい人だね」
「逝け面すぎて証明写真すら撮れん…（笑）」
また、「逝け面」はふざけた雰囲気が強いので、人をからかったりバカにしたりするために使うのは絶対にNGです。
相手が傷ついてしまうこともあるので、使うときは十分に注意しましょう。
逝け面が使われるネットの例・シチュエーション
「逝け面」という言葉は、主にSNSやネット掲示板など、気軽なコミュニケーションの場で使われます。
特に、以下のような場面でよく見かけます。
自撮り投稿に添えるネタコメント
「今日の顔、逝け面MAX。カメラ壊れるかと思った」
「逝け面なので光を浴びると爆発します」
自虐ネタとして自撮りに添えると、フォロワーとの距離感が近づくことも。
ただし、やりすぎると“かまってちゃん”扱いされることもあるので注意。
YouTube・VTuber・実況配信でのジョーク
顔出しをしている配信者やVTuberなどが、自分の顔やキャラに対してネタっぽく「逝け面」と言うこともあります。
視聴者とのやりとりを盛り上げるための笑いを狙った一言として使われることが多いです。
友達同士でのやりとり
LINEやグループチャットで、顔ネタや過去の写真の話題になったとき、「いや俺、マジで逝け面だったからなw」といったふうに使うことも。
仲の良い関係だからこそ通じる表現であり、相手を選ばないと誤解される可能性もあります。
使いすぎに注意
「逝け面」はあくまでネタ言葉なので、何度も使いすぎると「痛い人」と思われることも。
とくに自己卑下が強すぎると、見ている人も返答に困ってしまうことがあります。
ネットスラングは「空気の読める使い方」がカギ！
「逝け面」のようなネットスラングは、言葉として面白かったり、場を和ませたりする効果があります。
でも、その一方で、使い方を間違えると誤解やトラブルの原因になることもあります。
たとえば、「逝け面」はあくまで自虐ネタとして、自分に使うから成立する言葉です。
これを他人に向かって「お前、逝け面すぎｗ」なんて言ってしまえば、相手をバカにしていると受け取られる可能性が高く、人間関係にヒビが入ることもあるので要注意です。
ネットスラングを上手に使うためのポイント
・初対面では使わない方が無難
関係性ができていない相手に使うと、「失礼な人」と思われがちです。
・年上・目上の人にはNG
ネット文化に詳しくない人には意味が通じず、悪い印象だけが残ります。
・場の空気をよく読むこと
ふざけた会話の流れや、ジョークが飛び交っているタイミングで使うのはOK。でも、まじめな話の中では避けましょう。
・使う相手を選ぶ
仲の良い友達、ネットのノリに理解がある人との会話限定で使うのがベストです。
・言葉の意味と背景を理解しておくこと
単語の意味を正しく理解していれば、TPOをわきまえて使うことができます。
最近はネット文化が広く広まり、言葉の使い方も多様になっています。
だからこそ、言葉のセンスと空気を読む力が求められる時代です。
「逝け面」はおもしろい表現ですが、上手に使って、まわりとのコミュニケーションに笑いと安心を生むようにしたいですね。
まとめ
「逝け面」と「イケメン」は、読み方は同じでも意味は真逆のネットスラングと一般語です。
イケメン：かっこいい男性をポジティブに表現する言葉
逝け面：自分の外見に自信がないときなどに、自虐的にネタとして使う言葉
逝け面は、自分をネタにして笑いを取るユーモラスな表現ですが、相手への配慮や場の空気を読む力が求められます。
友達同士やSNSでの軽いやり取りには使えますが、まじめな場面や知らない相手に使うのは避けた方がよいですね。
ネットスラングは正しく使えば便利で面白い言葉です。
意味をきちんと理解して、TPOに合わせて使いこなすことが大切ですね。
言葉ひとつで、印象は大きく変わります。
あなたの“言葉のセンス”が光る場面になるよう、上手に活用してくださいね！
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