【漢字の使い方】「自」と「至」の意味と使い方をやさしく解説!例文つきでスッキリ理解

「自」と「至」 お役立ち情報






「自〇至〇」という表現、学校のお知らせやポスター、書類などで見かけたことはありませんか?
なんとなく意味はわかるけど、「読み方は?」「どうして“から”や“まで”じゃないの?」と疑問に思ったことがある人も多いと思います。

このページでは、「自(じ)」と「至(し)」の意味や使い方をわかりやすく解説します。
ふだんの会話ではあまり使わないけれど、案内文や正式な文書でよく出てくる“かたい表現なので、覚えておくととても便利ですよ!

「自」と「至」はどんな意味の漢字?

まずはそれぞれの漢字の意味を確認しておきましょう。

自(じ):~から
至(し):~まで

このように、「自」はスタート地点、「至」はゴール地点を表す言葉です。
ふだんの会話ではあまり使わないかもしれませんが、案内文や書類、ポスターなどの“かたい表現”によく登場します。

たとえばこんな形で使われます:

自 令和6年4月1日 至 令和6年9月30日
→ 令和6年4月1日から9月30日まで、という意味

「自○至○」の形で使われる理由
「自~至~」のような形は、書き言葉(文語)でよく使われる表現です。
ニュース・お知らせ・契約書・規約など、「正確さ」が求められる場面で好まれます。

つまり、「いつからいつまで」「どこからどこまで」をきっちりと伝えたいときに使う表現なのです。

たとえば:

自 東京駅 至 新大阪駅
 → 東京駅から新大阪駅まで(区間を表す)

自 本日 至 明後日まで臨時休業
 → 今日から明後日まで休み、という意味

口頭ではあまり言いませんが、紙や看板、文書などの中で目にする言い回しとして覚えておくと便利です。

「から」「まで」との違いは?

「自」と「至」は、それぞれ「から」「まで」とほぼ同じ意味です。
では、なぜ「自・至」を使うのでしょうか?

違いは“使う場面”と“文の雰囲気”

表現 意味 主な使用場面 印象
から/まで 〜から/〜まで 会話、ふつうの文 やさしい・くだけた
自/至 〜から/〜まで 書類、案内、契約書など かたい・正式

たとえば、チラシや学校のお知らせでは「自○至○」の形式をよく使います。
それは、「あいまいな表現を避けて、きっちり伝える」ことが目的です。

よく使われる例文・言い換え

ここでは、「自」「至」を使った文と、やさしい表現での言い換えをセットで紹介します。

自・至の表現 やさしい言い方
自 4月1日 至 4月30日 4月1日から4月30日まで
自 午前10時 至 午後5時 午前10時から午後5時まで
自 令和5年4月1日 至 令和6年3月31日 令和5年4月1日から令和6年3月31日まで
自 A地点 至 B地点 A地点からB地点まで
営業期間:自 7月15日 至 9月1日 営業期間:7月15日から9月1日まで

これを見て、「見たことある!」という人も多いのではないでしょうか?

自・至の使い方 ミニ確認クイズ(全5問)

「自」「至」の使い方についての理解を深めるためのテスト・クイズ形式のミニ問題です。

【第1問】

次の文の意味として正しいものを選びましょう。

「自 4月1日 至 4月30日」

A. 4月1日までの間に提出する
B. 4月1日から4月30日まで
C. 4月30日から4月1日まで

正解:B

【第2問】

次の言い換えとして正しいものはどれ?

「自 午前10時 至 午後4時」

A. 午前10時から午後4時まで
B. 午後4時から午前10時まで
C. 毎日午前10時に来て午後4時に帰ること

正解:A

【第3問】

この中で「自/至」の表現が使われているのはどれ?

A. 明日は晴れのちくもりです。
B. このイベントは自5月1日至5月5日まで開催されます。
C. 5月1日から5月5日まで遊びます。

正解:B

【第4問】

「自・至」はどのような場面で使われることが多いでしょうか?

A. 学校で友達に話すとき
B. SNSの投稿文
C. 書類やお知らせなどの文書

正解:C

【第5問】

次の文の【 】に入る正しい漢字を選びましょう。

この割引は【 】7月15日【 】8月31日まで有効です。

A. 以・前
B. 自・至
C. 初・終

正解:B

✨ 解説(かんたんバージョン)
「自」は“どこから”(スタート)

「至」は“どこまで”(ゴール)

正式な文章で使われることが多い(チラシ、書類、案内など)

「から」「まで」と意味は同じだけど、かたい表現!

まとめ

「自」と「至」は、それぞれ「〜から」「〜まで」という意味を持つ言葉で、文書やお知らせなどの正式な表現でよく使われる表現です。

「自」はスタート地点(例:自 4月1日)

「至」はゴール地点(例:至 4月30日)

ふだんの会話では「から/まで」と言えばOKですが、書類や掲示物では「自/至」の方がきちんとした印象を与えます。
見慣れない表現でも、意味がわかればこわくありません。
ちょっとした漢字の使い方の違いを知っておくだけで、読める情報がぐっと増えるので、ぜひこの機会に覚えてみましょう!






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